戦争ドキュメンタリーへの考え方が変わったDVD

戦争をテーマにしたドキュメンタリーというと悲惨なシーンが多くて、知ることが大事とわかっていてもリラックスしたい休日には見たくないというのが本音でした。
けれども最近、先輩が太平洋戦争がテーマでも悲惨な映像は少なめで、当時の日本軍がいかに無謀な作戦を行ったかというツッコミどころを、真面目なドキュメンタリーながらもドライに紹介しているシリーズ物のDVDがあるというので、興味が湧いてきました。
地元の図書館にもDVDがあったので、まずは先輩おすすめの回から見てみることに。
1回見ただけではよくわからないところもあったのですが、戦争関連のドキュメンタリーを初めて「面白い」と思いました。
多くの兵隊さんが命がけで危険な山越えをする作戦で、どう考えても無理な行程なのに一人の司令官の見栄を満足させるため、その上に立つお偉方も司令官が立てたズサン過ぎる作戦を何となくやらせてみたという流れで、結果、ほとんどの人が悲惨な死に方をすることになってしまったというものです。
そんなドキュメンタリーを面白いと思っては無念の死を遂げた人々に申し訳ないと思いつつ、愚かな司令官が自分の非を認めたくないためにどんどん泥沼化して行く展開は滑稽そのものでした。
能力的にはイマイチな自分大好き人間がうっかり司令官になってしまう組織の怖さも感じました。
先輩が紹介してくれたDVDのおかげで戦争ドキュメンタリーへの考え方が大いに変わってきたので、ほかの作品も見たくなっています。